2021年8月31日
投稿者:骨盤LABO
スポーツをしていたり、長距離を歩いた日などに足がだるい・足首が痛い…といったことはありませんか。そんな方はご自身の足裏にご注目ください。足裏の土踏まずが平らになってしまってしまう、いわゆる偏平足になっているかもしれません。今回は足の疲れをはじめとした外反母趾や腰痛等の原因にもなる偏平足についてご紹介いたします。
偏平足とは、足の裏にある土踏まずというくぼみ部分が何らかの原因でつぶれてしまい、足裏が平らになっている状態のことを指します。土踏まずは足底アーチという、足が地面に着地する際の衝撃を吸収するバネのような働きを持っています。偏平足であることで病気や重篤な症状になるわけではなく、生まれた時のままから偏平足である方もいらっしゃいます。しかし、病気ではないからと放置したままで過ごしてしまうことで疲れやすさや痛みなどを起こし、立ち姿勢や歩き方に影響が出ると骨盤のゆがみにつながり、膝痛や腰痛、肩こりなど新たな不調の原因になりかねません。
実は生まれた時から小学生のうちは偏平足であることが普通です。6歳ごろからは骨の成長に合わせて徐々に足底アーチを築く骨が形成され始め、中学生ぐらいになると土踏まずが出てきます。足底アーチは足にある大小の骨が内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチの3つのアーチを構成し、そのアーチでできた三角形を足底腱膜という強靭な繊維組織がかかとから指の付け根をつなぐことで衝撃を吸収することができるようになります。しかし、以下の原因によって足底アーチが下がってしまうと足底筋膜が伸びたままになるため、足を着地させた衝撃を吸収することができずに足裏や足首などにだるさや痛みが現れるのです。
・加齢による衰え
・体重の増加
・運動不足
・長時間の立ち姿勢
・筋力低下
・ジャンプやダッシュ動作の多いスポーツ
・アスファルトなど硬い地面でのジョギングやスポーツなど
・クッション性の少ない靴での活動
・骨盤のゆがみ
・先天性の偏平足
偏平足によって吸収しきれなかった衝撃は周りの筋肉や関節などに負担がかかってしまいます。軽度であれば足裏や足首に痛み・疲労を一時的に感じる程度ですが、それが長時間・長期間続いてしまうと足底筋膜炎やシンスプリントのように膝やふくらはぎにも痛みを起こすため、スポーツをされる方はパフォーマンスが悪くなったりするので注意が必要です。また、足底アーチの崩れによっては外反母趾になったり、歩行に影響が及ぶと骨盤のゆがみにつながって腰痛や肩こりの原因になってしまいます。
偏平足の予防にはスポーツをされる方は運動量を減らしたり、肥満の方は体重を減らしたり筋力増やすなど、それぞれ足底にかかる負担を減らすことが一番です。さらに足の筋肉のトレーニングやストレッチをすることで足底筋膜のバネの作用や柔軟性を高めて負担を耐えられるようにしましょう。または靴をクッション性の高いものに変えたりインソールを入れるなど、衝撃を和らげるのも効果的です。
・つま先立ち運動:その場でゆっくりつま先立ちになり、かかとを下ろすときもゆっくり行います。
・タオルギャザー運動:椅子に座った状態で足元に置いたタオルを足の指でつまんでたぐり寄せます。タオルがない方は足の指をグーパー閉じたり開いたりしましょう。
・足裏ほぐし:ゴルフボールやガチャガチャのカプセルなどを軽く踏んで足裏で転がします。
骨盤LABOでは偏平足による骨盤をゆがみを改善する骨盤矯正を取り扱っております。さらに歩行や運動指導など、日常生活でのアドバイスはもちろん、一部店舗では国家資格者が管轄する取扱認定院でしか購入することができない「フォームソティックス・メディカル」というインソールも取り扱いがありますので、気になる方はお近くの骨盤LABOまでお気軽にお問い合わせくださいませ。