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カラダコラム

背中が丸いのは、骨盤のせい?働く女性のための猫背矯正

2025年6月30日

投稿者:骨盤LABO 院長 三崎隆治

 

 仕事、家事、育児……、一日を駆け抜けるように過ごす現代女性。ふとした瞬間に「最近、なんだか背中が丸くなってるかも」「姿勢が悪くなった気がする」と感じたことはありませんか?

 猫背は、見た目の印象を変えるだけではありません。実は、肩こりや首こり、頭痛、腰の重だるさ、さらには集中力の低下や呼吸の浅さにもつながることがあるんです。そして意外にもその根本原因は、“骨盤”にあることが多いのです。

 パソコン作業やスマホ時間の増加、長時間の座り仕事、運動不足など、これらの要素が積み重なると、骨盤が本来の正しい位置を保てなくなり、背骨や筋肉がバランスを崩してしまいます。その結果、骨盤のゆがみによって、悪い姿勢のひとつである猫背につながるのです。

 今回は猫背の種類や原因、セルフチェック方法、日常でできるケア、そして骨盤LABOが提供する猫背矯正のアプローチまで、働く女性にこそ知ってほしい情報をまとめました。

 

 

あなたの猫背はどのタイプ?見た目の違いと特徴

 

 「猫背」と一言で言っても、実は複数のタイプがあり、原因や影響する部位が異なります。それぞれのタイプを知ることで、あなたに合ったケア方法が見つかりやすくなります。

 

■ 頭が前に出るタイプ(スマホ首・ストレートネック型)

 スマートフォンやパソコン作業を長時間続ける方に多く見られるこのタイプは、いわゆる“スマホ首”とも呼ばれる姿勢です。首が前に突き出し、あごが上がるような状態になりやすく、首や肩の筋肉が常に緊張しているのが特徴です。

 この姿勢は首こりや肩こり、緊張型の頭痛などにつながりやすく、目の疲れや集中力の低下にも影響します。見た目にも「疲れている」「老けて見える」といった印象を与えやすく、自信のなさそうな雰囲気をまとうこともあります。

 

■ 背中が丸まるタイプ(胸椎後弯型)

 このタイプは肩甲骨周辺から背中全体が丸まり、胸が閉じて肩が内巻きになる“巻き肩”のような姿勢が特徴です。デスクワーク中心の生活をしている方によく見られ、長時間座ったまま作業することで、背中の筋肉が使われずに衰え、逆に胸の筋肉が硬く縮こまってしまうことが原因です。

 呼吸が浅くなることで疲れが取れにくくなったり、気分が落ち込みやすくなったりするほか、内臓の位置が下がり便秘や消化不良などを引き起こすことも。見た目の印象としても、実年齢より年上に見えたり、覇気がないように映ったりする傾向があります。

 

■ 骨盤が後ろに倒れるタイプ(骨盤後傾型)

 このタイプは、姿勢そのものよりも“骨盤の位置”に大きな問題があるのが特徴です。長時間の座り仕事や柔らかいソファなどにより骨盤が後ろに傾いたまま固まると、腰が落ちてお尻が垂れたように見え、自然と背中も丸まります。腹筋や背筋といった体幹の筋力が弱っている場合に起こりやすく、無意識のうちに姿勢が崩れていきます。

 この姿勢が定着すると、腰痛や股関節の違和感、下半身のむくみといった症状が現れやすくなるだけでなく、お腹がぽっこり出る、ヒップラインが下がるといったスタイルの崩れも目立ちやすくなります。

 

 このように、猫背のタイプによって特徴や原因、身体への影響は異なります。自分がどのタイプに当てはまるかを知ることで、的確なセルフケアや施術を受けることが可能になります。次の章では、こうした猫背が起こる根本的な原因について、さらに詳しくご紹介していきます。

 

 

猫背の原因

 

 猫背と聞くと、つい「背中が丸まっている姿勢」を思い浮かべがちですが、実は猫背の原因は背中そのものではなく、「骨盤の傾き」による全身のバランスの崩れが大きく関係しています。

 

骨盤後傾が原因の猫背

 特に多いのが、骨盤が後ろに倒れた(後傾)状態です。長時間の座り仕事や運動不足により、体幹の筋力が低下すると、骨盤が後ろに傾きやすくなります。骨盤が後傾すると、背骨本来のS字カーブが崩れ、背中が丸まり、肩が前に入りやすくなります。この状態が長く続くと、肩こりや腰の重だるさだけでなく、内臓下垂やポッコリお腹といった外見上の変化も出やすくなります。

 

骨盤前傾が原因の猫背

 一方で近年、骨盤が前に傾く(前傾)タイプの猫背も増えてきています。これは、ヒールの高い靴を履く習慣や、反り腰気味の立ち姿勢、過剰な背筋トレーニングなどによって起こりやすいタイプです。この場合、一見すると背筋が伸びていて姿勢がよく見えるのですが、実は腰が反りすぎてしまっており、上半身ではバランスを取ろうと背中が丸まり、肩が内巻きになる“隠れ猫背”のような状態になっていることが多いのです。

 骨盤が前傾しすぎると、太ももの前側の筋肉や腰の筋肉ばかりに負担がかかり、反対にお腹やお尻の筋肉が使われにくくなります。これが筋力のアンバランスを生み、慢性的な腰痛や疲れやすさ、スタイルの崩れにつながるのです。

 

 このように、骨盤の傾きには「後傾」と「前傾」の両タイプがあり、それぞれが猫背や不調を引き起こす原因になります。猫背は筋肉の使われ方と骨格バランスが崩れることで起きる“全身の連鎖反応”のようなもの。骨盤の位置を正し、正しい筋肉が自然に使える状態に戻すことで、姿勢の改善はぐっと進みやすくなります。

 

 

猫背セルフチェック|今すぐできる簡単テスト

 

ご自分の姿勢をチェックしたことはありますか?以下の2つの方法で、猫背の傾向を確認してみましょう。

 

【壁立ちチェック】

 壁を背にして、かかと・お尻・肩甲骨・後頭部をつけ、力を抜いた自然な状態で立ちます。無理なく4点がつけばOK。
 後頭部が壁から離れる、顎が上がる、背中が丸まって肩が前に出る場合は、猫背や巻き肩のサインかもしれません。また、この時に壁と腰の隙間が握りこぶしが入るぐらい開いている(腰が反れている)、または手のひらも入らないぐらい隙間がない場合も姿勢が悪くなっている状態といえます。

 

【姿勢の写真チェック】

 横から見た自分の写真を撮ってみましょう。
 耳・肩・骨盤(お尻の横にある出っ張った骨:大転子)・くるぶしが縦一直線になっていない、頭や腰が前に突き出ている、膝が曲がっている場合も要注意です。

 

日常の姿勢は自分では気づきにくいもの。まずは現状を知ることが、猫背ケアの第一歩です。

 

 

猫背がもたらす体と心への影響

 

 「少しくらい背中が丸くても、そんなに問題じゃない」そう思っていませんか?実は、猫背は“見た目”だけでなく、“体”にも“心”にも深い影響を与えます。ここでは、主な4つの影響について詳しくご紹介します。

 

肩こり・首こり・頭痛などの慢性的な不調

 猫背になると、重たい頭を前に突き出したような姿勢になります。これにより、首から肩、背中の上部にかけての筋肉(僧帽筋・肩甲挙筋・後頭下筋群など)が常に緊張し、疲労がたまりやすくなります。結果として、慢性的な肩こりや首こり、さらには緊張型頭痛を引き起こすこともあります。

 また、血流の悪化により酸素や栄養が筋肉に行き届かず、筋肉が固まってしまうことで「いつも肩がガチガチ」「マッサージしてもすぐ戻る」といった悪循環に。デスクワーク中の集中力低下にもつながります。

 

呼吸の浅さと、酸素不足による疲労感

 猫背の姿勢は、肋骨が広がりにくくなり、胸の奥にある「横隔膜」や「肺」が十分に動かなくなります。つまり、深く呼吸をすることが難しくなり、いつも“浅い呼吸”になってしまうのです。この状態が続くと、血液中の酸素濃度が低下し、脳や筋肉が酸素不足に陥ります。それによって、疲れやすくなったり、ぼんやりしたり、イライラしやすくなったりすることも。しっかり睡眠をとったつもりでも朝起きて疲れが取れていなかったり、日中の集中力や仕事のパフォーマンスに影響が出ることも多く、エネルギーが湧かない原因になっていることがあります。

 

自律神経の乱れと、メンタルへの影響

 背骨は、身体の中で“自律神経”が通る大事な通り道。猫背によりこのラインが圧迫されると、自律神経のバランスが崩れやすくなります。「夜寝つけない」「朝起きられない」「やる気が出ない」「胃腸の調子が乱れる」といったお悩みは、もしかすると姿勢の乱れと無関係ではないかもしれません。

 さらに、猫背で胸が閉じた状態は、気持ちも“内向き”に引っ張られてしまいやすく、なんとなく気分が落ち込みやすくなることもあります。逆に、姿勢が整い、胸が自然と開くことで、前向きな気持ちになれたという声も多く聞かれます。

 

見た目年齢が上がる・自信がないように見える

 猫背は、実年齢よりも老けて見えやすくなる大きな要因です。背中が丸まると、顔が前に出て顎が上がるため、首が短く見えたり、フェイスラインがぼやけてしまうことも。また、どんなにメイクやファッションに気を配っていても、姿勢ひとつで「なんとなく元気がなさそう」「疲れて見える」「スタイルが悪い」といった印象を与えてしまいがちです。

 特に働く女性の場合、会議や商談などでの立ち居振る舞いは、相手に信頼感や活力を伝える重要な要素になります。姿勢が良いだけで、清潔感・知性・自信といったポジティブなイメージを与えることができるのです。

 

 このように、猫背は単なる「姿勢の問題」ではなく、あなたの健康・印象・仕事のパフォーマンス・感情面にまで影響を与えるもの。身体の深い部分にまで影響する“生活の質”に関わる要素なのです。

 

 

猫背のセルフケア|働く女性でもできる簡単ストレッチ

 

忙しい毎日でも取り入れやすい、猫背ケアのセルフエクササイズをご紹介します。

 

■ セルフ肩甲骨はがし

1.両手を肩に置き、肘で大きな円を描くように回す。

2.前回し・後ろ回しを各10回。

  → 背中が軽くなり、姿勢が伸びやすくなります。

 

■ 背面伸ばし

1.背もたれのある椅子の前に立ち、背筋を伸ばして足を肩幅に開く。

2.両手を伸ばして背もたれの上部を持ち、身体を前屈させていく。頭は伸ばした腕より下に下げるイメージで。

3.背中が丸まったり、膝が曲がらないように注意しながらできるところまで前屈できたら20秒キープする。

  → 痛気持ちいいまでを目途にして、できる範囲で行いましょう。勢いをつけたり無理に伸ばそうとしないように注意。

 

■ 骨盤を立てる座り方の習慣

  • 椅子に浅めに座り、座骨で座るように意識。(座面と背もたれの境目に丸めたタオルを置き、お尻の端をタオルに乗せるようにすると骨盤が立っているのを意識しやすくなります。)
  • 背もたれに頼らず、骨盤の位置をキープする意識を持つだけでOK。
  • 30分に1回3分程度(1時間であれば1回5分程度)は立ちあがって腰を反らすなど、座りっぱなしにならないように注意する。

 

 習慣化することで、少しずつ正しい姿勢が自然になっていきます。

 

 

骨盤LABOの猫背矯正とは

 

 猫背を本気で整えたいなら、骨盤のバランスから見直すことが重要です。骨盤LABOでは、国家資格を持つ施術者が、あなたの姿勢と骨格バランスを丁寧にチェックし、猫背のタイプに応じた施術を行います。

 

  • 骨盤・背骨・肩甲骨の位置調整
  • 首・肩・背中などのこり固まった筋肉のストレッチ
  • 体幹を支える筋肉へのアプローチ
  • EMSによる楽トレ(寝ながらインナーマッスル強化)
  • 日常生活での姿勢指導

 

 これらを組み合わせ、見た目だけでなく「動きやすく疲れにくい身体」を目指します。施術を受けた方からは「姿勢がよくなったと言われた」「肩こりが楽になった」「呼吸がしやすい」といった声もいただいています。

 

 

 姿勢は、自分自身の印象や体調、気持ちにまで影響します。猫背を整えることは、自分を大切にする習慣のひとつ。「最近、背中が丸くなってきたかも」と感じたら、ぜひお近くの骨盤LABOにご相談ください。骨盤から整える猫背ケアで、軽やかな毎日を一緒にはじめましょう。

 

 

リッチリザルト(付加情報)

この記事の著者

骨盤LABO 院長 三崎 隆治

骨盤LABO 院長

三崎 隆治

2010年 甲賀健康医療専門学校卒業・柔道整復師免許取得

2016年 履正社医療スポーツ専門学校卒業・はり師・きゅう師免許取得

2016年 ほんわか鍼灸整骨院勤務

2017年 株式会社Axis執行役員就任

2018年 骨盤LABO日野店勤務

2018年 骨盤LABO野洲店勤務

2019年 骨盤LABO東雲店勤務

2020年 株式会社Axis取締役就任

現在   骨盤LABO日野店勤務

当院は腰痛専門治療院です

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骨盤LABOなら解決できます!

  • 原因の根本から解決!

    「痛みが出る原因とは何かご存知ですか?例えば腰痛の症状が現れたとき、腰の筋肉が原因で出ている痛み、骨盤の歪みが原因で出ている痛み、姿勢が悪くて腰に負担が掛かり出ている痛みなど、その人によって原因は様々です。当院では痛みの本当の原因を究明し、症状が再発しないための施術を行います。

  • 最新の矯正技術!

    患者様に常に最高の技術を提供できるように、私達は定期的な勉強会や技術研修を行っています。最新の人体力学に基づき、患者様お一人お一人に合わせた施術を提案いたします。

  • 14年の実績で安心!

    私達は過去14年以上にわたり、数多くの患者様を治療してきました。痛みは治らない・繰り返すものと諦めていた患者様から、当院の施術を受けて改善したという大変嬉しいお声もたくさん頂いています。今後も一人でも多くの患者様の笑顔の為に、痛みの出ない身体づくりを全力で取り組んでまいります。