2010年 甲賀健康医療専門学校卒業・柔道整復師免許取得
2016年 履正社医療スポーツ専門学校卒業・はり師・きゅう師免許取得
2016年 ほんわか鍼灸整骨院勤務
2017年 株式会社Axis執行役員就任
2018年 骨盤LABO日野店勤務
2018年 骨盤LABO野洲店勤務
2019年 骨盤LABO東雲店勤務
2020年 株式会社Axis取締役就任
現在 骨盤LABO日野店勤務
2021年6月30日
投稿者:骨盤LABO 院長 三崎隆治
背中が丸くなっている、猫背になっているからしっかり立ちなさい、ということを誰しも一度は言われたことがあるのではないでしょうか。しかし、意識をしていないとまた戻っていたりするので仕方がない、昔のケガによるもので今さら正しい姿勢なんて……という方、数年・数十年後には痛みやしびれにご注意ください。なぜなら、姿勢が悪いのは見栄えだけの問題ではなく、様々な病気の原因になりうるからです。今回は姿勢不良からでも起こる、変形性脊椎症についてご紹介いたします。
まず、姿勢が悪くなるのは日常生活における何気ない行動が積み重なり、骨盤がゆがむことでカラダ全体のバランスが崩れることによって生じます。足を組んで座ったり、椅子に浅く座って背もたれにもたれたり、片足重心で立つのが楽だと感じている方は、骨盤がゆがんでいる証拠です。骨盤のゆがみによっては左右で脚長差がみられるため、まっすぐ立っているつもりでも傾いてしまい、左右の肩の高さや頭の位置も正常ではなくなってしまいます。こうしたズレや傾きなどのゆがみの影響は筋肉はもちろん、骨と骨のつなぎ目、つまり関節にも現れ、変形性脊椎症の原因にもなります。
関節のうち、ヒトが身体を動かすことにおいて最も重要なものに、31個の背骨(32~35個の脊椎)の集まりである脊柱、その脊柱の間を通る脊柱管という太い神経の束、脊柱管から身体中に枝分かれして伸びる神経根があります。首の脊椎(頚椎)の関節に異常があれば腕や手指に、腰の脊椎(腰椎)の関節であれば太ももやふくらはぎに影響が出るように、神経障害はどこの箇所で起こっているのかはある程度予測が可能です。
ヒトの体は加齢による変化によって、脊椎と脊椎の間でクッションの役割をもつ椎間板がすり減ります。変形性脊椎症は、このクッションが薄くなると衝撃や摩擦によって骨が変形したり、関節間の間隔が狭まったりして、間を通る神経が圧迫されることで症状を呈する疾患です。首(頸部)と腰(腰部)で起こりやすく、2:1で50歳以降の中年から老人層の男性に好発するといわれています。頸部は特にゆとりの少ない圧迫を受けやすい構造をしており、さらに動くことで生じた負担を受けやすい首と腰は、より椎間板の消耗が大きいともいえます。椎間板をはじめとした軟骨は硬いゴムをイメージさせ、人生の内で交換のできない車のタイヤみたいなものです。脊椎は膝関節や股関節のように人工関節を取り付ける手術はなく、一部分の関節であれば固定してしまったり、圧迫を受けている関節の間隙を拡げる手術になります。手術以外では、これ以上の悪化をしないようにしたうえで、その時に痛みが出ないようにするための対処療法がほとんどです。摩耗した椎間板は不可逆性で再生することはなく、自然に任せても元に戻ることはありません。そのため、異変を感じた場合は早めにクリニックへ受診することをおすすめします。
変形性脊椎症が首の骨で起こったものを頸部変形性脊椎症といいます。現代ではスマートフォンの普及により、首猫背からのストレートネックで7つの頚椎の並びがずれることが多く、過負荷がかかると椎間板の消耗がより早く起こるため、注意が必要です。肩こり、背中の痛み、首やうなじにかけての痛み、(緊張型)頭痛、肩から腕にかけての痛みなどが初期症状として現れます。神経根の圧迫によっては、手指のしびれ、握力の低下、手のひらのふくらみ(母指球・小指球など)がなくなることがあります。さらに手への影響として、細かい動きが次第に困難になります。また、脊髄症状も起こすと上肢だけでなく下肢にまで麻痺が及び、歩行障害や膀胱直腸障害になる場合も。頸部変形性脊椎症・変形性頚椎症・頚椎症はおなじものとされます。
変形性脊椎症が腰で起こったものを腰部変形性脊椎症といい、変形性腰椎症・腰部脊椎症などともいわれます。高齢化社会ではありふれた疾患であり、痛みや運動制限、姿勢の悪さの原因でもあります。また、腰部では脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア・脊椎すべり症、腰椎の圧迫骨折などとも深い関係性があるとされ、合併症を起こしていることも少なくありません。腰痛、腰から背中にかけての痛み、坐骨神経痛(腰やお尻から足先にかけての痛みやしびれ)が主な症状です。痛みを生じる角度があったりするため、起き上がりの際や背中をそらしたときなど身体を動かしたときに症状が現れることもあります。悪化すると、ふくらはぎなど足に痛みやしびれが出て長距離の歩行が困難になり、しばらく休むとまた歩くことができるといった状態にも陥ります。(間欠性跛行)
上記の変形性脊椎症はほとんどが加齢とともに関節を消耗することで誰しもが起こりえる疾患です。しかし、日常から姿勢を意識して正すことで、発症を遅らせることが可能です。骨盤のゆがみをはじめとした関節のズレや変形は、自然に戻ることはありませんので早期の対策が重要になります。痛みやしびれなど症状が現れてしまうと体を動かす機会が減ってしまうので、筋肉量も減少し、姿勢を維持したり歩行に必要な筋肉もなくなってしまうためにさらに関節に負担がかかる悪循環になってしまいがちです。
ご自身の姿勢がいまどうなっているか、大丈夫かが気になる方は、画面下部(パソコンの場合は右下)にある「お困りですか?」のタブを開いていただき、「まずは症状・姿勢チェック」より無料で診断が行えます。ぜひ一度、骨盤のゆがみをチェックしてみてください。
骨盤LABOでは骨盤矯正や猫背矯正によって正しい姿勢を取り戻すお手伝いをしております。肩こりや腰痛など、なかなか治らない何度でも症状が現れる場合は骨盤のゆがみが原因かもしれません。痛みなどの症状が現れないうちから予防をすることで、元気で健康な人生を送ることができますので気になる方はお近くの骨盤LABOまでお気軽にお越しくださいませ。
骨盤LABO 院長
三崎 隆治
2010年 甲賀健康医療専門学校卒業・柔道整復師免許取得
2016年 履正社医療スポーツ専門学校卒業・はり師・きゅう師免許取得
2016年 ほんわか鍼灸整骨院勤務
2017年 株式会社Axis執行役員就任
2018年 骨盤LABO日野店勤務
2018年 骨盤LABO野洲店勤務
2019年 骨盤LABO東雲店勤務
2020年 株式会社Axis取締役就任
現在 骨盤LABO日野店勤務
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