2010年 甲賀健康医療専門学校卒業・柔道整復師免許取得
2016年 履正社医療スポーツ専門学校卒業・はり師・きゅう師免許取得
2016年 ほんわか鍼灸整骨院勤務
2017年 株式会社Axis執行役員就任
2018年 骨盤LABO日野店勤務
2018年 骨盤LABO野洲店勤務
2019年 骨盤LABO東雲店勤務
2020年 株式会社Axis取締役就任
現在 骨盤LABO日野店勤務
2026年7月31日
投稿者:骨盤LABO 院長 三崎隆治

「体重はそれほど変わっていないのに、お腹だけが前に出てきた気がする」「手足は細いままなのに、下腹だけぽっこりして見える」と感じたことはありませんか。デスクワークを中心とした生活を送っている方の中には、このような悩みを抱えている方が少なくありません。運動不足が気になる方だけでなく、定期的に運動をしている方でも、お腹周りだけが気になるというケースは見られます。
「年齢のせいだから仕方がない」「脂肪がついたからだろう」と考えてしまいがちですが、お腹が前に出て見える理由は一つとは限りません。食生活や運動量だけではなく、長時間座る生活や普段の姿勢、身体の使い方などが影響している場合もあります。デスクワークでは、同じ姿勢を長時間続けることが多く、身体を動かす機会が減りやすい環境です。知らないうちに背中が丸くなったり、骨盤が傾いた状態で座る時間が長くなったりすると、お腹が前へ突き出て見えやすい姿勢になることがあります。
また、お腹周りが気になると、腹筋を鍛えることばかりを考えてしまう方もいます。しかし、姿勢や身体のバランスが関係している場合は、筋力だけに注目するのではなく、座り方や骨盤の位置、インナーマッスルの働きなどもあわせて考えることが大切です。
今回は、デスクワークをしている方のお腹が出やすく見える理由について、座り姿勢や骨盤、インナーマッスルとの関係を交えながら詳しく解説していきます。
デスクワークをしている方のお腹が出やすく見える理由には、いくつかの要因が関係しています。体重の増加だけが原因とは限らず、日頃の座り方や身体の使い方、筋肉の働き方などが重なることで、お腹周りの見え方に変化が現れることがあります。
仕事中はパソコンに向かう時間が長く、同じ姿勢を続けることが少なくありません。長時間座っていると、身体を支える筋肉を十分に使う機会が減り、姿勢が崩れやすくなります。画面や椅子の高さが合っていなくて画面に顔を近づけたり、足を組んで座ったり、背もたれにもたれたりする姿勢が習慣になると、骨盤の傾きや背骨のカーブにも影響を与えることがあります。
姿勢が崩れると、お腹周りの筋肉が働きにくい状態になることがあります。腹筋に力が入りにくくなることで、お腹が前へ突き出たように見えたり、下腹がぽっこりして見えたりすることもあります。実際には脂肪が急激に増えたわけではなく、身体のバランスが変化したことで見た目が変わっているケースも少なくありません。
当然ながら、座りっぱなしの生活は身体を動かす機会も減少します。通勤以外ではほとんど歩かない日が続いたり、休憩時間も椅子に座ったまま過ごしたりすると、股関節や腰周りの筋肉が硬くなったり衰えたりしやすくなります。こうした状態が続くと、自然な姿勢を筋肉で支えて保つことが難しくなり、ラクな体勢へとなっていくことでお腹が出て見えやすい姿勢につながることがあります。
もしデスクワークでお腹だけが気になる場合は、「体重が増えたから」と考えるだけではなく、姿勢や骨盤の位置、身体を支える筋肉の働きなどにも目を向けることが大切です。次からは、お腹が出て見えやすくなる主な要因について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
デスクワークでは、どうしても数時間ほとんど姿勢を変えずに座り続けてしまうことがあります。人の身体は本来、立つ・歩く・しゃがむなどさまざまな動きを繰り返すことで、筋肉や関節をバランスよく使っています。同じ姿勢が続くと、一部の筋肉ばかりに負担がかかり、反対にあまり使われない筋肉も出てきます。
そのため、座ったまま前かがみの姿勢が続くと背中が丸まり、頭が前へ出やすくなります。椅子に浅く腰掛けたり、背もたれにもたれたりする姿勢が習慣になると、身体を支える筋肉を十分に使わなくなり、姿勢が崩れやすくなることがあります。
姿勢が崩れた状態が長時間続くと、お腹が前へ突き出たように見えることがあります。体重が変わっていなくても、「以前よりお腹が出てきた」と感じる背景には、このような身体の使い方が関係している場合もあります。
骨盤は上半身と下半身をつなぐ土台のような役割を担っています。座る姿勢や立つ姿勢の癖によって骨盤が前や後ろへ傾くと、身体全体のバランスにも変化が生じます。
例えば、骨盤が前へ傾いた姿勢では腰の反りが強くなり、お腹が前へ突き出て見えやすくなることがあります。一方で、骨盤が後ろへ傾いた姿勢では背中が丸まりやすく、下腹がぽっこりして見えることもあります。
どちらの場合も、お腹に脂肪が増えていなくても、姿勢の変化によってお腹周りのシルエットが変わって見えている可能性があります。骨盤の傾きには、座り方や日頃の身体の使い方が影響していることもあるため、普段の姿勢を見直すことが大切です。
身体には、手足など体を動かす役割を持つアウターマッスルと、姿勢を支える役割を持つインナーマッスルとがあります。お腹の深い部分にあるインナーマッスル(腹横筋や背骨を支える多裂筋、呼吸に関わる横隔膜、骨盤底筋群など)が協調して働くことで、身体を安定させています。
デスクワーク中心の生活では意識しないと身体を動かす機会が少なくなり、これらの筋肉を十分に使えない状態が続くことがあります。インナーマッスルはアウターマッスルより動かす機会が少なく、姿勢を支える筋肉が働きにくくなると、身体をラクな姿勢で支えようとするため、背中が丸まったり腰が反ったりしやすくなります。
腹筋運動だけを頑張っても、お腹周りの見え方が思うように変わらないと感じる方がいるのは、このような姿勢を支える筋肉の働きが関係している場合もあるためです。
デスクワーク中は画面に集中するあまり、無意識に息を止めている時間があったり、呼吸が浅くなっている方も少なくありません。特に猫背の姿勢になると胸郭が動きにくくなり、深く息を吸ったり吐いたりすることが難しくなる場合があります。
呼吸には酸素を取り込むだけでなく、姿勢を保つための筋肉を働かせる役割もあります。深い呼吸では横隔膜をはじめとした体幹の筋肉が協調して働くため、身体を安定させることにもつながります。
呼吸が浅い状態が続くと、姿勢を支える筋肉が十分に働きにくくなり、結果として姿勢が崩れやすくなることがあります。デスクワークでお腹が出て見える背景には、座り方だけでなく、日頃の呼吸の仕方も関係している可能性があります。
デスクワークによる姿勢の変化は、毎日少しずつ積み重なるため、自分では気付きにくいものです。仕事に集中しているうちに前かがみになっていたり、気付けば足を組んでいたりと、何気ない習慣が身体へ負担をかけていることもあります。
「最近お腹だけが出てきた気がする」と感じている方は、普段の座り方や身体の使い方を一度振り返ってみましょう。次の項目にいくつ当てはまるか確認してみてください。
当てはまる項目が多いほど、長時間のデスクワークによって姿勢や身体のバランスに影響を受けている可能性があります。もちろん、このチェックだけで身体の状態を判断することはできませんが、普段の生活習慣を見直すきっかけとして活用してみてください。
「体重は増えていないのに、お腹だけが気になる」という場合は、食事や運動だけでなく、座り方や姿勢、身体の使い方にも目を向けることが大切です。ただし、すべてを一度に変える必要はありません。デスクワーク中の姿勢を少し意識するだけでも、身体への負担を減らすきっかけになり、日々の小さな習慣を見直すことが、身体全体のバランスを整える第一歩につながります。
次は、今日から取り入れやすい座り方や姿勢のポイントをご紹介します。
デスクワークに限らず、椅子に座るときは浅く座ったり、背もたれにもたれたりする姿勢をしてしまっている方は多くいらっしゃいます。このような座り方は骨盤が前後に傾きやすくなり、お腹が前へ出て見える姿勢につながることがあります。
椅子には深く腰掛け、お尻を座面の奥まで入れるように意識してみましょう。骨盤を立てるイメージで座ることで、背骨が自然なカーブを保ちやすくなります。巻いたタオルを置いてそこにお尻を半分乗せるように座ると、骨盤を立てて座る感覚がわかりやすくなります。最初は使っていなかった筋肉を動かすことで疲れを感じることもありますが、無理のない範囲で少しずつ意識することが大切です。
画面が低すぎたり高すぎたりすると、無意識に顔が前へ出たり、背中が丸くなったりしやすくなります。モニターの上端が目線の高さに近くなるよう調整すると、首や肩への負担を減らしやすくなります。また、画面との距離も近すぎないように40cm以上離し、見えづらい場合は文字サイズの設定を変えたり眼鏡やコンタクトを使用して、画面を覗き込まない環境にしましょう。
さらに椅子の高さも重要です。足裏がしっかり床につき、膝と股関節がほぼ90度になる高さを目安にすると、安定した姿勢を保ちやすくなります。足裏がつかなかったり膝が伸びている場合などは、踏み台を設置して足を乗せることで浅く座る姿勢にならず、腰痛予防にもなります。
どれだけ正しい姿勢を意識していても、同じ姿勢を長時間続けることは身体への負担になります。30分~1時間に一度は立ち上がり、少し歩いたり、首や肩を回したり、背伸びをしたりするだけでも筋肉や関節を動かすことができます。
コピーを取りに行く、飲み物を入れに行くなど、仕事の合間に身体を動かす時間を意識的につくることもおすすめです。お手洗いに行った際にはスクワットをする習慣をつけてみたり、階段を数段まとめて上がって股関節を動かしたりも効果的です。
座る時間が長くなると、股関節周りの筋肉は硬くなりやすくなります。股関節の動きが少なくなると、立ち上がった時に腰が伸びにくく感じたり、歩き始めに身体が動かしにくくなったりすることがあります。
立ち上がったタイミングで軽く足踏みをしたり、その場で膝を上げたりするだけでも、股関節周りを動かすきっかけになります。特別な運動をする時間が取れなくても、日常の中で身体をこまめに動かす習慣をつくることが大切です。
集中して仕事をしていると、呼吸が浅くなったり、無意識に息を止めてしまったりすることがあります。さらに、書類の書き込みなどで下を向いていると、自分の呼気で酸素が減って睡魔に襲われたりと集中力が下がる原因にもなります。
1時間に数回でも構いませんので、鼻からゆっくり息を吸い、口からゆっくり細く吐く深呼吸を意識してみましょう。深呼吸だけでなく腹式呼吸を行うことで、ストレス軽減やリラックス効果、お腹の筋肉を動かすきっかけにもなるため、便通やダイエットなどにも効果が期待できます。
腹式呼吸をするときは腹筋に手を当てて、お腹が動いていることを確認しつつ、鼻からゆっくり息を吸います。おへその下あたりが膨らんでいるのを感じたら、口をすぼめて吸ったときの2倍の時間をかけて細く長くゆっくり息を吐きましょう。お腹がぺったんこに凹んだら、またゆっくり吸ってを繰り返します。
このとき、肩の力が入っていると胸式呼吸になってしまいやすいのでできるだけリラックスします。また、急に深く吸って吐いてと呼吸をしてしまうと酸欠・酸素過多となって、立ちくらみやめまいを起こしてしまうため注意が必要です。1日朝晩10分ぐらいから始め、習慣化していきましょう。
デスクワークでお腹だけが出て見える背景には、体重や脂肪だけでなく、長時間の座り姿勢や骨盤の傾き、インナーマッスルの働き、呼吸などが関係していることがあります。そのため、「お腹だけ」を見るのではなく、身体全体のバランスを確認することが大切です。同じように「お腹が出てきた」と感じていても、骨盤の前傾が影響している方もいれば、猫背や股関節の動き、体幹を支える筋肉の働き方が関係している方もいます。原因は一人ひとり異なるため、身体全体を総合的に見ることが重要です。
日頃の座り方や身体の使い方を見直しながら、無理のない範囲でセルフケアを続けることが大切です。姿勢や身体のバランスが気になる場合は、一度専門家に相談し、自分の身体の状態を確認してみることも選択肢の一つです。
骨盤LABOでは、お腹周りのお悩みがある場合でも、まずは姿勢や骨盤の傾き、背骨のバランス、股関節や肩甲骨の動きなどを確認します。座っている姿勢や立っている姿勢、歩き方なども含めて身体全体を確認し、どのような身体の使い方の癖があるのかを把握していきます。また、普段の生活習慣やデスクワークの環境についてお話を伺いながら、身体の状態に合わせたセルフケアや日常生活で意識したいポイントもお伝えしています。「お腹だけが気になる」「姿勢を意識しているのに変化を感じにくい」という方は、ぜひ一度お近くの骨盤LABOまでお気軽にご相談くださいませ。

骨盤LABO 院長
三崎 隆治
2010年 甲賀健康医療専門学校卒業・柔道整復師免許取得
2016年 履正社医療スポーツ専門学校卒業・はり師・きゅう師免許取得
2016年 ほんわか鍼灸整骨院勤務
2017年 株式会社Axis執行役員就任
2018年 骨盤LABO日野店勤務
2018年 骨盤LABO野洲店勤務
2019年 骨盤LABO東雲店勤務
2020年 株式会社Axis取締役就任
現在 骨盤LABO日野店勤務
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