肋間神経痛とは？呼吸するだけで痛い！症状や原因を解説

2022年5月31日

投稿者：labo-test

　

胸や背中、脇腹に痛みを感じたことはありませんか。その中でも肋骨（ろっこつ）あたりに痛みを伴い、特に身体を動かしたときに痛みが強くなるものは肋間神経痛かもしれません。
今回は肋間神経痛について症状や原因を解説し、痛みを和らげるセルフストレッチの方法をご紹介します。是非ご参考ください。

肋間神経痛とは

　

　肋間神経痛とは、肋間神経がなんらかの原因によって刺激を受けると痛みが生じた状態です。

　ヒトのカラダは、頭蓋骨から首に７個、胸に１２個、腰に５個に仙骨と尾骨が連なっており、いわゆる背骨（脊椎）を構成しています。そのうち胸部の１２個の脊椎（胸椎）からは、左右１本ずつ、合計２４本の肋骨がつながっています。また、脊椎の中には神経が通っていて、それぞれ胸椎部分から肋骨に沿って枝分かれした神経は肋骨の間にあることから肋間神経とよばれます。

　

　

肋間神経痛の症状

　

　肋間神経痛は３０～４０代以降に多く、持続的な痛みは刺激を受ける箇所にもよりますが肋骨に沿って放散し、ほぼ左右どちらかのみに現れます。肋骨は肺の伸び縮みに合わせて動くため、咳やあくび、深呼吸、怒鳴った際などに痛みが悪化し、呼吸をするだけでも痛みが強くなる場合もあります。

　

　

肋間神経痛の原因

　

　肋間神経痛を起こす原因はさまざまです。原因がはっきりしているものでは帯状疱疹の合併症（帯状疱疹後神経痛）、腫瘍（がん）、胸部での椎間板ヘルニア、黄色靭帯骨化症などによって肋間神経を刺激されることで起こします。怪我や病気といったはっきりしないものでは、骨自体が変形してしまったり、猫背といった悪い姿勢や運動不足によって神経が圧迫を受けてしまうことで痛みが生じる場合もあり、疲労やストレスも関係しているとされることから、日常生活から注意が必要です。

　

　

肋間神経痛になったら

　

　肋間神経痛は薬やコルセットを使用したり、ストレッチなどを行うことで痛みを軽減します。しかし、帯状疱疹後神経痛であれば原因がウイルスなので抗ウイルス薬を用いたり、腫瘍や重度の椎間板ヘルニアや靭帯骨化症であれば手術によって神経圧迫部位を除去するなど対処が変わってくるので、まずは医療機関に罹ることが大切です。

　

　

助間神経痛の痛みを和らげるセルフストレッチ

　

１．自分の肩に手を置いたまま肘でゆっくり大きく円を描くように前に回します。肩甲骨を動かすことを意識して１５回、そのあと後ろも１５回回しましょう。

　

２．胴体の横で片肘を曲げて、曲げた側に体を横へ倒します。曲げてない側の手は後頭部を触るように上げるとより体の側面が伸びやすくなります。左右１０秒ずつ行います。慣れてきたら、曲げる側の手で座面を掴み、反対側の手を後頭部に当てながら同様に体を倒します。この時、両足を倒した側に寄せるとさらに側面が伸びやすくなります。

　

　※飲酒時や食事直後のストレッチは避け、強い痛みや違和感を感じた時はすぐに中断しましょう。

　

　

　骨盤ＬＡＢＯでは猫背矯正や骨盤矯正など正しい姿勢を取り戻すお手伝いをしています。また肋間神経痛の痛みを軽減するためのストレッチや鎮痛施術も行っておりますので、お悩みの方はぜひ一度お近くの骨盤ＬＡＢＯまでお越しくださいませ。