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カラダコラム

誰にでも起こりうる命の危険性!? エコノミー症候群についてご紹介!

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2020年8月4日

投稿者:骨盤LABO 院長 三崎隆治

皆さんは「エコノミー症候群(エコノミークラス症候群)」という名称をご存じでしょうか。エコノミー症候群は正式には肺血栓塞栓症(肺塞栓症)と呼ばれ、血のかたまりが肺の血管で詰まることで起こります。エコノミークラスのような狭い座席に長時間座った後、急に立ち上がった途端に症状が現れることからエコノミークラス症候群の名称が認識されるようになりました。症状には胸が痛い、息苦しさがあり、重症の場合は死に至る危険性も。今回は誰にでも起こりうる危険なエコノミー症候群についてご紹介いたします。

 

エコノミー症候群の原因

多くの原因は長時間の飛行機や車による移動、寝たきりで不動状態が続く入院、近年では自然災害時の避難による車中泊生活などが挙げられています。脳卒中の後遺症などで下肢にマヒがある場合や妊娠、子宮筋腫なども静脈が滞りやすいため発症の危険性があります。4~6時間以上同じ姿勢でいると発症リスクが高く、日常生活ではデスクワークやゲームなどを同じ姿勢で動かず長時間行うこともリスクは同様です。

人間の身体は心臓のポンプ機能のほかに、「第二の心臓」ともいわれるふくらはぎの筋肉は動かすことで血管を圧迫・弛緩して血液循環をしています。しかし、身動きをしない状態では筋肉は動かず、心臓から遠い下肢部での血行は滞りやすくなるため血のかたまり(血塊)ができやすくなります。立ち上がった拍子にその血塊が剥がれ、血管内を移動して肺の細い血管内で詰まるとガス交換に支障が発生し、さらに太い血管内で詰まると肺自体の機能が低下してしまうため、命に関わります。また、飲食ができない状況では脱水が起こることも血行不良の一因となるので、トイレが心配で飲み物を飲むことを控えて車で長時間移動といった場合はリスクが高まります。

 

エコノミー症候群の症状

脚の静脈内に血塊が詰まる(血栓)と、より血流が悪くなるため脚がむくんだり、腫れや痛みを伴います(深部静脈血栓)。片脚のみに症状が現れることもあるため、脚の太さに左右差がある場合は深部静脈血栓の可能性を疑います。ですが、深部静脈血栓では無症状や無自覚の方もいらっしゃるため、早期での発見が難しいものです。

肺に血栓が起きた肺血栓塞栓症の場合、歩行や階段の昇降運動などでも息切れや動悸、胸部や背部痛などが挙げられます。不安感・冷や汗などの軽度の症状から呼吸困難や失神、ショック状態などの重症化、最悪の場合死に至るケースもあります。

 

エコノミー症候群になりやすい方

上記では静脈の血行停滞による原因をお伝えしましたが、ほかにも血管自体の損傷によるものや血液自体が固まりやすい体質の方も同様に静脈血栓を発症しやすいとされています。さらに血栓を起こす危険因子は多くあるため、日本でも「肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)予防ガイドライン」というものが作成されています。生活習慣で対策できるものは日常的に行って予防に努めましょう。

・危険因子が弱いもの

肥満、エストロゲン治療、下肢静脈瘤

・危険因子が中程度のもの

高齢、長期臥床、うっ血性心不全、呼吸不全、悪性疾患、中心静脈カテーテル、癌化学療法、重症感染症

・危険因子が高いもの

静脈血栓塞栓症の既往、先天性血栓性素因、抗リン脂質抗体症候群、下肢麻痺

 

エコノミー症候群の予防

エコノミー症候群の予防は水分補給下肢の運動を行うことです。水分を摂ることで血行が良くなりますが、利尿作用の高いアルコールやコーヒーなどでは逆効果となり体内の水分を排出してしまいますので血栓対策では控えましょう。下肢の運動では通路を歩くことができれば一番ですが、立ち歩きができない状況では主に足首を動かすことが有効です。下記では座位での下肢の運動をご紹介します。

・足の指でグー・パーと閉じたり開いたりする

・かかとを上げてつま先立ち、つま先を上げてかかと立ちする

・膝を抱えた状態で足先を浮かせ、足首をぐるぐる回す

・膝の曲げ伸ばしを行う

 

ほかに下肢のマッサージをする場合は基本的に足先から血液を心臓に戻すイメージで行います。アキレス腱やすねの骨に沿って足先側から押し上げるようにもんだり、痛気持ちいい程度の力で固い筋をほぐします。爪をたてたり、あまり強い力でするとひっかき傷やもみ返しを起こしてしまうので注意が必要です。もし横になれる状況であれば脚を上げたり、片脚を伸ばした状態でもう片方の膝を胸につけるぐらい曲げるなどのストレッチも有効です。

場合によって命の危険性がありますので症状がみられたら、速やかに医療機関を受診してください。血栓を溶かす薬の投与や外科的手術で血栓を取り除くなどの処置が必要になります。

 

骨盤LABOでは通常のマッサージのほかにリンパマッサージもメニューにございます。日頃から足がむくみやすいといった方は下肢静脈瘤にもなりやすく、ふくらはぎの血流のポンプ作用が弱ってしまっている証拠です。エコノミー症候群のリスクを抑えるとともにお身体のケアとしても一度、身体のプロである骨盤LABOスタッフのマッサージを受けてみてはいかがでしょうか。

この記事の著者

骨盤LABO 院長 三崎 隆治

骨盤LABO 院長

三崎 隆治

2010年 甲賀健康医療専門学校卒業・柔道整復師免許取得

2016年 履正社医療スポーツ専門学校卒業・はり師・きゅう師免許取得

2016年 ほんわか鍼灸整骨院勤務

2017年 株式会社Axis執行役員就任

2018年 骨盤LABO日野店勤務

2018年 骨盤LABO野洲店勤務

2019年 骨盤LABO東雲店勤務

2020年 株式会社Axis取締役就任

現在   骨盤LABO日野店勤務

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