2010年 甲賀健康医療専門学校卒業・柔道整復師免許取得
2016年 履正社医療スポーツ専門学校卒業・はり師・きゅう師免許取得
2016年 ほんわか鍼灸整骨院勤務
2017年 株式会社Axis執行役員就任
2018年 骨盤LABO日野店勤務
2018年 骨盤LABO野洲店勤務
2019年 骨盤LABO東雲店勤務
2020年 株式会社Axis取締役就任
現在 骨盤LABO日野店勤務
2025年4月30日
投稿者:骨盤LABO 院長 三崎隆治
日常生活の中で「指が引っかかるような違和感がある」「朝になると指がこわばって動かしづらい」といった症状を感じたことはありませんか?
こうした症状は、「ばね指(弾発指)」と呼ばれる状態かもしれません。ばね指は放置すると指の動きに支障が出たり、痛みが強くなったりする可能性もあるため、早めの対応が大切です。
本記事では、ばね指の原因や予防のポイント、そして骨盤LABOでのケアの考え方をご紹介します。
ばね指は、指の屈伸運動(曲げ伸ばし)がスムーズにできなくなり、途中で「カクン」と引っかかったり、ばねのように弾かれたような動きが出たりする状態です。腱鞘炎の一種で、腱と腱鞘の間で炎症が起きることで腱が腫れたり、鞘のように腱の浮き上がりを防ぐ役割の腱鞘が分厚くなると、腱鞘の中で腱が引っかかってしまいます。この引っかかりが外れた際に、勢いがついて指が弾かれた動きをする「ばね現象」によって、指の曲げ伸ばしの滑らかな動きが阻害されます。
ばね指の主な症状は下記の通りです。
親指の付け根、中指、薬指などに起こることが多く、利き手に症状が出る傾向があります。
ばね指の症状について紹介しましたが、上記以外の症状などがある方は、下記記事で症状別の手指の痛みやしびれのセルフチェックを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
手指の痛み・しびれの原因は?対処法やセルフケアをご紹介
ばね指の主な原因は、腱鞘部分の使いすぎや摩擦による炎症です。特定の指に負担が集中することで、腱と腱鞘の間に炎症が起き、滑りが悪くなります。以下では、ばね指を引き起こす主な要因について説明します。
ばね指のよくある原因として、仕事や家事、スポーツなどで日常的に指を酷使することが挙げられます。特に、スマホやパソコンの長時間使用、料理や洗い物といった家事を常に行う方、ゴルフやテニスなど手を多く使うスポーツをする方、またピアノや弦楽器を演奏する方にも多く見られます。加えて、工場での単調な作業や長時間同じ姿勢を保つ事務作業なども発症リスクを高める要因となり、年齢や性別を問わず注意が必要です。
年齢を重ねるにつれて、腱の動きが鈍くなり、腱の通り道である腱鞘も徐々に厚く硬く変化します。こうした変化により、腱や腱鞘に炎症が生じやすくなり、わずかな指への負荷でもばね指を引き起こすことがあります。さらに、腱や腱鞘は「コラーゲン」と呼ばれる線維状のたんぱく質で構成されていますが、加齢により体内でのコラーゲン生成が衰えると、炎症が治まりにくくなり、ばね指の回復も遅れる傾向があります。
妊娠中は、妊娠維持に欠かせない女性ホルモン「プロゲステロン」の分泌が増加します。このホルモンには、腱の通り道である腱鞘を収縮させる働きがあるため、妊娠中は腱鞘が狭まりやすくなります。その結果、腱との摩擦が強まり、炎症が起こりやすい状態になるのです。
関節リウマチや糖尿病などの慢性疾患を抱えている方、また人工透析を受けている方は、手指に血が届きにくく血流が低下しやすい傾向にあります。その結果、腱や腱鞘に必要な栄養が行き渡りにくくなり、ばね指を引き起こすリスクが高まるとされています。
ばね指は症状の進行に伴いさまざまなトラブルにつながる可能性がありますが、行動によってさらに悪化してしまうケースもあります。そこでここでは、ばね指を悪化させてしまうリスクを伴う行動について解説します。
炎症を起こしている部位に、不適切なマッサージを行うのは避けるべき行為です。肩こりのように「マッサージで楽になるはず」と思い込み、ばね指の患部を刺激してしまうケースがありますが、マッサージによって患部に過度な圧がかかると、かえって炎症が悪化し、痛みが強くなるおそれがあります。そのため、ばね指を発症している場合は、指をもみほぐすような行為は控えるましょう。
ばね指の症状が現れた際、指の引っかかりをなんとかしようと、無理に伸ばしたり曲げたりする方も少なくありません。一見すると症状を和らげるように思えますが、実際には逆効果になる可能性があります。
ばね指は、腱の通り道である腱鞘が炎症を起こし、腱の動きがスムーズにいかなくなる状態です。そのような中で無理に指を動かすと、安静にすべき腱鞘にさらに負荷をかけてしまい、かえって炎症を悪化させてしまう恐れがあります。 「詰まっているなら無理にでも動かした方がよい」と感じてしまうのは自然なことですが、そうした無理な動作が回復を遅らせてしまうことが多いため、自己判断で動かすのは控えましょう。
ばね指は初期の段階では「少し違和感がある程度」と思われがちですが、放置すると悪化するケースもあります。症状が進行すると指が動かなくなり、曲げたまま固まる、日常生活に支障が出る(家事・仕事に影響)、他の指や手首・腕にまで負担がかかる、といったトラブルにつながる可能性があります。
基本的に炎症が起こっているときは安静にすることが望ましいですが、まったく動かさないのも筋力低下や関節の動きが悪くなるなどの危険性があります。曲がったまま動かさない、痛いからできるだけ動かさないなどで関節が固まってしまう(拘縮)してしまうと、治療を始めても治りにくい、治るまで遅くなってしまいます。「何となく違和感が続くな」という段階で適切なケアを始めることで、悪化を防ぐことができます。
ばね指は日々のちょっとした意識やケアによって、負担を軽減しやすくなります。以下のポイントを参考にしてください。
スマホやパソコンの連続使用を避け、こまめに休憩を入れましょう。スマホスタンドやマウスパッドを使用したり、関節に負担をかかりにくい環境を整えるのも〇。
1.手首を反らし、もう片方の手で痛みの出ている指を30秒かけてゆっくりと反らす。
2.ブロックなど硬いものを握り、指の付け根と第二関節が90度になるように曲げ、第一関節と手のひらでブロックを30秒間全力で挟み込む。第一関節はまっすぐになるように意識する。
1と2を合わせて1セットとして、1日10セットを見安に行います。
参考文献:文響社 手首の痛み しびれ・はれ・変形 自力でよくなる!名医が教える最新1分体操大全
実は、手の疲労は肩や首の緊張と連動していることが多いため、全体的にリラックスさせることが重要です。首や肩回りのストレッチを行い、血流を改善して動きをよくましょう。
血流が悪くなると炎症が起きやすくなるため、冷え対策もポイントです。リストバンドや指用サポーターを使用しましょう。
骨盤LABOでは、ばね指のような不調に対して、「その部分だけを見るのではなく、全身の使い方やバランスを整えることが大切」と考えています。
指先の使いすぎや姿勢の偏りは、体全体のアンバランスから生まれている場合があります。特に、骨盤のゆがみや猫背・巻き肩などの姿勢不良があると、上肢(腕や手)に無意識に余計な負担がかかっている可能性があります。また、逆に手指の痛みを無意識にかばうことで体全体のバランスが崩れてしまい、骨盤のゆがみや猫背などの姿勢不良につながることで新たに余計な負担がかかる部分が現れる、といった悪循環も考えられます。
その方の状態に合わせて、無理なく・心地よく続けられるケアをサポートしています。
骨盤LABOでは、全身のバランスから見直すケアで、日常の動作を快適にするサポートを行っています。女性スタッフも多数在籍し、産後ママやお子様連れの方も通いやすい環境を整えております。 「そのうちよくなるだろう」と思っていても、気づかないうちに負担は蓄積されていきます。ばね指のような症状が出たときは、日々の姿勢や使い方を見直すサインと捉えてみてください。気になる方はお近くの骨盤LABOまでお越しください。
骨盤LABO 院長
三崎 隆治
2010年 甲賀健康医療専門学校卒業・柔道整復師免許取得
2016年 履正社医療スポーツ専門学校卒業・はり師・きゅう師免許取得
2016年 ほんわか鍼灸整骨院勤務
2017年 株式会社Axis執行役員就任
2018年 骨盤LABO日野店勤務
2018年 骨盤LABO野洲店勤務
2019年 骨盤LABO東雲店勤務
2020年 株式会社Axis取締役就任
現在 骨盤LABO日野店勤務
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