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カラダコラム

頭痛の対処法は温める?冷やす?頭痛の種類ごとに解説

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2019年11月5日

投稿者:骨盤LABO 院長 三崎隆治

 

頭痛タイプチェック

 

人生で一度は感じたことがある頭痛。中には脳に異常が発生していたりと命の危険が隠れていることもありますが、日本人の3分の1が日常的に慢性頭痛を抱えているといわれています。頭痛には原因がさまざまあり、それぞれで予防や対処法が大きく変わってきますので、間違ってしまうとかえって痛みを悪化させてしまいます。

  

起こりやすい頭痛は主に偏頭痛緊張型頭痛の2種類が挙げられます。

 

 

 

1.偏頭痛

 

 

・症状 

 

偏頭痛はこめかみから目のあたりがズキンズキン痛いといった拍動性の頭痛で、頭を動かしたりすると痛みが悪化します。頭痛の他に吐き気や嘔吐、下痢を伴うことがあります。また光や音、におい、気候、気圧などに過敏になり、人によっては頭痛の前兆として光のギザギザした輪のようなものが見える(閃輝暗点)といった症状も特徴です。一度痛みが出ると数時間から2、3日としばらく続き、月に1、2度、多い人で週に1度起きます。

  

 

・原因

 

脳の血管が拡張することにより周囲にある三叉神経が刺激され、そこから血管を拡張する作用をもつ炎症物質が過剰に放出されることでさらに頭痛が悪化します。心身にストレスを受けている間は収縮している血管ですが、そのストレスから開放される際に急な拡張が起きてしまうと偏頭痛となります。なので仕事が休みの日などリラックスしたときに起きやすいです。他にも寝不足、寝すぎ、空腹、過労や女性では女性ホルモンの変動も大きく関わってきます。またチョコレート、チーズ、ハム、ヨーグルト、赤ワインなどは偏頭痛を誘発するといわれるので過剰な摂取には注意しましょう。

 

 

・対処法

 

痛む部位を冷たいタオルなどを当てて冷やしましょう。入浴したりマッサージなどは血管を余計に拡張して悪化します。動いたり、光や音があると痛みが増してしまうので、できるだけ静かな暗い部屋で横になりましょう。カフェインには血管を収縮する作用があるので頭痛の早期にコーヒーなどを飲むといいですが、頭痛薬にはカフェインが含まれていたり、連日の過剰摂取は逆に頭痛を起こしてしまうので人によっては注意が必要です。

 

 

 

2.緊張型頭痛

 

 

・症状

 

緊張型頭痛は後頭部を中心に頭の周りが締め付けられるように痛む、頭に大きな荷重がかかっているような痛みなどが特徴です。偏頭痛のように吐き気などを伴うこともなく、動いても痛みが悪化するわけではないので我慢できる範囲で日常生活が過ごせるのが大きな違いです。ただ慢性緊張型頭痛になるとズキンズキンと痛み、吐き気を伴う偏頭痛のような症状があるので判別が難しくなってきます。数時間で治まったり数ヶ月続いたり、慢性化もあったりと個人差が大きいです。

 

 

・原因

 

頭周辺の筋肉や首・肩の筋肉の緊張により血管が収縮され、血流が悪くなると老廃物が溜まってしまいます。そうすると周辺の神経が刺激されて発痛物質を放出することにより、頭痛を引き起こします。これは身体的・精神的ストレスが原因とされており、パソコン作業など長時間同じ姿勢でいる方に多く見られます。慢性化する方は精神的ストレスが加わることによって脳が痛みに過敏になっている状態といわれています。また自分に合っていない枕を使用していると首・肩の筋肉が緊張されて頭痛を起こすパターンもあります。

 

 

・対処法

 

首・肩がこっていることが多いのでマッサージなどでコリをほぐしたり、温めたタオルを当てたり、入浴をするなど血行をよくしましょう。偏頭痛のように冷やしてしまうと血流が悪くなって痛みが取れません。頭痛が起きた際には心身のストレスとなっているものを避け、気分転換をすることもひとつの手です。

 

 

  

3.その他

 

 

多くは前述で挙げた偏頭痛や緊張型頭痛の方が多いですが、他にも頭痛を伴う症状があります。

  

 

・群発頭痛

 

群発頭痛とは左右どちらかの目の奥辺りに激痛が起こり、目の充血、涙や鼻水が止まらないといった症状が特徴です。20~40代の男性に多いのも特徴です。1~2ヶ月間ほど毎日のように続く群発期が半年から2年おきぐらいに起きます。群発頭痛の原因は脳の視床下部の刺激により頭部の三叉神経が痛む説を挙げられていますが、はっきりとは解明されていません。鎮痛薬では歯が立ちませんが、数時間で痛みが引くために効いたと勘違いしてしまったり、医療機関の受診を遠ざけてしまいがちです。

 

 

・危険性のある頭痛

 

 近年テレビでも取り上げられるように、命に関わる状態の頭痛があります。くも膜下出血や脳腫瘍などは放っておくのは大変危険ですので、以下の症状がある方は一度医療機関への受診をオススメします。

 

突然の頭痛

今までに経験したことのない頭痛

いつもと様子の異なる頭痛

頻度と程度が増していく頭痛

50歳以降に初発の頭痛

神経脱落症状(失語や失認、麻痺など)を有する頭痛

癌や免疫不全の病態を有する患者の頭痛

精神症状を有する患者の頭痛

発熱・項部硬直・髄膜刺激症状を有する頭痛

 

 

 

骨盤LABOでは患者様の症状にあわせて施術を行っております。緊張型頭痛の患者様はもちろん、偏頭痛の患者様も日頃から疲れを取り除くことにより頭痛を起こしにくいからだ作りをお手伝いさせて頂きます。

施術メニューはこちら

 

 

 

この記事の著者

骨盤LABO 院長 三崎 隆治

骨盤LABO 院長

三崎 隆治

2010年 甲賀健康医療専門学校卒業・柔道整復師免許取得

2016年 履正社医療スポーツ専門学校卒業・はり師・きゅう師免許取得

2016年 ほんわか鍼灸整骨院勤務

2017年 株式会社Axis執行役員就任

2018年 骨盤LABO日野店勤務

2018年 骨盤LABO野洲店勤務

2019年 骨盤LABO東雲店勤務

2020年 株式会社Axis取締役就任

現在   骨盤LABO日野店勤務

当院は腰痛専門治療院です

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