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首肩のしびれの原因となる胸郭出口症候群を解説!そのリュック身体に合っていますか?

2021年2月22日

胸郭出口症候群の診察を受ける女性

 

リュックサックを背負っている時や、電車でつり革をつかんでいる時、腕を上げるなど特定の動作をした際に、腕や手などに痛みやしびれを伴う、力が入りにくい、といったことが起きていないでしょうか?その首と肩のしびれの原因は、首から手にかけて伸びる神経が圧迫されて起こる「胸郭出口症候群」の症状かもしれません。

 

  

 

胸郭出口症候群とは

 

  

胸郭出口症候群とは、首が長く、なで肩の女性筋肉をよく鍛えている男性などに起こりやすい、首から手にかけてのしびれや痛み、熱感・冷感などの感覚異常、脱力感・握力低下などで手指を動かしにくいといった症状の総称です。腕神経叢(わんしんけいそう)と呼ばれる、脊髄神経のうち首の部分から出た神経が網状に束になった部分が、そばを通る鎖骨下動静脈とともに圧迫されて神経・血管障害が起こることで発生します。先天的に首・肩部分で狭窄があったり、頸肋などの骨や筋肉・腱の異常による圧迫が起こりやすい場合。外傷やスポーツ・仕事上での反復動作、重たい物を運搬することによる肩甲骨への負担、大胸筋・小胸筋の肥厚(鍛えすぎ)などが原因として挙げられます。また、胸郭出口症候群は圧迫などの影響を受ける原因によって4つの分類に分けられます。

 

 

1.斜角筋症候群

 

斜角筋(しゃかくきん)という首の前面にある、うなずいたりなど首を動かす作用がある筋肉が異常収縮によって、間を通る神経を締め付けてしまうことで起こるパターン。若い女性に多く、デスクワークなどによってストレートネックや猫背になっていると斜角筋が緊張を起こしやすいので要注意です。

 

 

2.肋鎖症候群

 

腕神経叢は鎖骨と第一肋骨の間を通っている部分もあります。なで肩の方やリュックなど重たい物を背負うことで肩が下がると鎖骨と第一肋骨との間隙が狭くなり、神経が圧迫を受けることで起こるパターン。リュックサック麻痺などが生じるため、バックパックなど肩にかけるタイプのカバンを長時間使用する場合は、身体に合ったものを選んだり、重量が増えすぎないように入れる荷物を減らすなど対策が必要です。

 

 

3.過外転症候群(小胸筋症候群)

 

万歳をするときや後頭部を触るときなど、腕を後ろに伸ばすような動作をした際に症状を起こすパターン。小胸筋が筋緊張を起こすことで肩甲骨にある烏口突起との間隔が狭まり神経が圧迫されるため、デスクワークなどで肩が内巻きになっている(猫背)、胸筋は鍛えているが背筋はあまり鍛えていない方などに多いです。

 

 

4.頚肋症候群

 

首の骨のひとつの第七頸椎は通常横突起はそこまで大きくないのですが、先天的に肋骨のように発達してしまっていることがあり、その部分(頚肋)によって神経が圧迫を受けるパターン。頚肋そのものに心配はいりませんが、胸郭出口症候群をはじめとした圧迫症状の強い場合は手術による切除が必要になります。

 

 

 

胸郭出口症候群の確認

 

 

以下の誘発テストを行うことで、胸郭出口症候群を引き起こしている原因部位の特定に役立ちます。特定の動作のまま脈の状態をみることで血管障害の有無を確認するテストもあるため、ご家族など誰かにみてもらいましょう。

 

 

・モーレイテスト

 

鎖骨の上にあるくぼみを押したときに、痛みやしびれが腕に走ると斜角筋症候群の可能性があります。検査する側は、陰性であっても圧迫部位は神経の集まる場所であり、痛みを感じやすいので強く押しすぎないようにしましょう。

 

 

・アドソンテスト

 

頭を痛みやしびれなど症状の出る側のななめ上を振り返って見るようにし、深く息を吸って数秒間止めます。この時、検査する側は、検査される側の振り返っている方の手首の脈を確認します。脈が弱くなっていたり、感じとれなくなっていると斜角筋症候群の疑いがあります。検査される側は痛みやしびれが起こる場合、無理のない範囲で首を動かしましょう。また、検査は症状のない反対側の方で陽性所見が出ることもあるので両側行いましょう。

 

 

・ライトテスト

 

検査される側は座った状態で肘を直角に曲げ、そのまま腕を肩の上まで上げます。検査する側はこのとき、検査される側の手首の脈を確認します。上げる前より脈が弱くなっていたり感じとれなくなると肋鎖症候群や過外転症候群の可能性があります。また、腕を挙上した際にしびれを伴う場合も陽性です。

 

 

・ルーステスト(3分間挙上負荷テスト)

 

上記のライトテストと同じ姿勢のまま、手をグー・パー、握って開く動作を3分間行います。手指のしびれや腕のだるさのために3分間持たず、途中で腕をおろしてしまうと陽性です。ライトテストと同じく肋鎖症候群や過外転症候群の疑いができます。

 

 

・エデンテスト

 

座った姿勢で胸を張り、両肩を後下方に引きます。検査する側は検査される側の手首の脈を確認し、弱まっていたり感じとれなくなっていると肋鎖症候群の疑いがあります。

 

 

上記のテストはあくまで簡易的なものであり、特にアドソンテストやライトテストは胸郭出口症候群でない方にも陽性所見が出やすいです。痛みやしびれを起こしやすい動作をするため、急な動きなどしないよう注意をしながら無理のない範囲でテストを行いましょう。痛みやしびれのほかにも熱感・冷感、腕のだるさ等が起きた場合も陽性の疑いがあります。

 

 

 

胸郭出口症候群の予防

 

      

胸郭出口症候群は、先天的な原因の頚肋症候群を除き、ほとんどが日常生活での姿勢不良が原因です。猫背やストレートネックにならないよう姿勢には注意をしましょう。デスクワークなどされている方は30分~1時間に1度、首や肩を回したり、ストールやタオルを巻いて冷やさないようにします。先述した肩にかけるリュックなどのカバンの中身は軽くしたり、長時間移動の場合は時々おろしたりと肩への負担を減らしましょう。また、大胸筋や小胸筋・斜角筋の筋緊張をほぐすためにマッサージやストレッチをしたり、背中側の筋力が弱いことも多いので菱形筋などを鍛えることも効果的です。

 

痛みなどしびれが強い場合は症状が悪化することもあるため、踏み台の利用や重量物の運搬を避け、長時間腕を上げたりといった同じ姿勢を取らないなど注意します。ルーステスト(3分間挙上負荷テスト)で1分もできないほどの重症の場合は手術療法も検討されます。

 

 

骨盤LABOでは、胸郭出口症候群の原因となる猫背やストレートネックに対して矯正を行ったり、マッサージストレッチなどによって筋肉をほぐすことで症状の改善・予防を施します。また、頸椎ヘルニアや変形性狭窄症、腕神経叢から伸びた先の肘や手首でも神経が圧迫されると上肢に同様の症状が起こるため、気になる方はお近くの骨盤LABOまでお越しいただくか、医療機関での診察を受けてください。

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